ヨガをする人のデトックス

デトックスを始める1週間前に、自分の食習慣を観察してみよう。
食べているものを書き出してみるとよい。
デトックスに入る数日前に、カフェイン、砂糖、チョコレートなど、デトックス期間中に避けるか、制限したいものを3つ選ぶ。

そして、その悪玉の代用となる健康に良いものを用意しておく。
単に食品を除去するだけでは欠乏感に苦しみかねない。

デトックスをする3日間は、自然食品、穀物、果物、野菜だけを食べ、刺激物は一切摂取しないこと。
体に休息を与え、肝臓の負担を軽くし、腎臓と副腎を浄化し、消化力を向上させるためだ。

肉を食べる人は、3日間は肉抜きのベジタリアン食か、植物性のものだけを食べるヴィーガン食を試してみよう。
すでに自然食品中心のバランスのとれた食事をしている人は、穀物と豆類の摂取量を減らし、野菜、果物、ジュースだけを摂るようにする。

ここで紹介するメニュープランは、誰が試してみても良いもの。
スープや穀物は数回分をまとめて調理すれば、すぐに食事ができる。

血中糖度に注意しよう。
およそ90分おきに何かを食べたり飲んだりすると、浄化期間中のバランスを維持しやすい。
レモン水、ハーブティー、フレッシュなココナッツウォーター、麦の葉ジュースなどがよい。

きつい制限食でも3日間あればやりやすいという人は多い。
何日も何週間も続けれられる人もいるが、あるとき突然、何かが起こり、脂っこいものや甘いものが欲しくなる。
こうした欲求が忍び寄ってきたら、体が脂肪を必要としているという正当な欲求なのか、単なる習慣上の欲求なのかを自分で確かめる。

「このデトックス中に学んだことは何か?」
「日常生活に取り入れたい食べ物は何か?」
「どうすれば、こういう欲求を健康的に満たすことができるのか?」

と、自分自身に問いかけてみよう。

ヨガにデトックスを組み合わせることで、体内の浄化をし、活性化してくれる。
ヨガのシークエンスとシンプルな食事で3日間のデトックスにチャレンジしてみよう。
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思考の明晰さ

リラクセーションは、デトックスの重要な部分を占める。
食べ物やプロップ、その他の必要なものをすべて用意し、初日の朝、さわやかに気持ちよくスタートできるようにしよう。
デトックスを終えた翌朝も、自分にやさしくしてあげて、少しずついくつもの予定に戻していく。

デトックス期間中、瞑想やアーサナの練習、あるいは食事をしているときに、強い感情や洞察が沸き起こってくるかもしれない。

「怒りや悲しみを経験するかもしれません。そんなときは、できるだけ心を明晰にして、そうした感情に寄り添って対応しましょう」

決まった時間に日記をつけるのも役立つかもしれない。
例えば、感謝していることを3つ、体を浄化中に心身から取り除きたいことを3つ書き出してみてはどうだろう。

デトックスのアーサナクラスを世界中で指導しているプルナヨガとアーユルヴェーダの実践者は、

「みなさんが気付く最も劇的な効果は、思考の明晰さです。最初、毒素が排出されていく間は、頭がちょっとモヤモヤするかもしれません。しかし、間もなく、思考の明晰さが確実に向上していることに気づきます。肌は輝き、眠りは深くなります。エネルギーが高まり、生きていることが実感できるのです」

と言う。

そういうことなら、楽しんでやってみよう。
デトックス中とその後の心と体のいかなる変化も見逃さないようにしよう。
特に元気を取り戻し、再生した感じがする部分はあるだろうか?

「たった3日間で達成できたことに驚くでしょう。解き放ち、手放すこと。そうすれば成長できるのです。」

デトックスを補完する食べ物

デトックス中にコーチゾルを抑える別の方法として提案しているのは、カフェインなどの刺激物と、砂糖やシンプルな炭水化物を避けることである。
体は、砂糖や炭水化物を砂糖の別形態であるグルコースに変換する。

カフェインを大量に摂取すると、コーチゾルのような体内の刺激物に反応しにくくなる。
カフェインの興奮効果が終わった途端に、急な落ち込みにおそわれ、疲労を感じることは珍しくない。

同じことは砂糖を摂った後にも起こる。
食後一度上がった血糖値が加工すると、体はストレスを感じ、元気を取り戻そうと余分にコーチゾルを分泌させる。
一日中、砂糖とカフェインを摂取し続けると、コーチゾルの分泌量の増加につながり、自然の排毒作用が弱まってくる。

デトックス期間中は、カフェインと砂糖に替えて滋養に富んだ食品を摂り、旬の野菜や果物中心の食事を守るようすすめている。
欠乏による頭痛を助ける為には、デトックスを行う数日前から刺激物の摂取を段階的に減らしてくこと。
浄化作業に入る前に、移行期間を十分にとることが肝要。

デトックスの前後に、体と心を徐々に慣れさせていくこと。
デトックスが終わってからどうするか、日常生活に何を取り入れるのかについて、じっくり考えなければ、すぐに以前の習慣に後戻りしてしまうでしょう。
デトックスというのは、やる気を出させ、新たにスタートを切るきっかけなのです。

デトックス中の食事内容が、その後の食事を変えようという強い動機になることに驚くかもしれない。
誰でも、わずか数日間で体と心にその違いを実感できるのです。
実感できると、それを維持したくなるのです。

デトックスの中心プレーヤー

デトックスの主な担い手は、リンパ、血液、肝臓、腎臓、腸、副交感神経系だというのは、ハタヨガ教師兼栄養カウンセラー。

リンパと血液は、代謝廃棄物を肝臓、腎臓、消化器官へと運ぶ。
運ばれたところで、これらの毒素と環境中から吸収されたその他の毒素は濾過され、まとめられて、尿、汗、吐く息、便などを通じて排出される。

彼女は活発な副交感神経系がこうした働きを支えていると考えている。
しかし、体に毒素や疲労が過剰にたまると、腹腔器官、脂肪、血液などに毒素が蓄積されるのだ。

 

このサイトで示したようなヨガ・シークエンスは、血液循環の改善、体内器官の圧迫とねじり、リラクセーションの促進によって、自然な排毒作用を助ける。
ヴィパリータ・カラーニ(足を壁に上げるポーズ)のような逆転のポーズは、重力を利用してリンパと血液の循環を刺激する。

「逆転のポーズは、リンパと静脈の血液を足から骨盤へ流すのに役立つため、排毒作用が促進されます。
実際には、どんな筋肉の収縮もリンパの流れを刺激します。
また、逆転のポーズは、肝臓と腎臓に新しい血液を送り込むので、解毒を行う為のエネルギーも大量に与えられます。」

 

ねじりのポーズも血液循環を促進すると考えられており、シークエンスにも2種類が取り入れられている。
アイアンガーのヨガ理論では、ねじりのポーズは、消化器官を互いに離したりくっつけたりして、毒素を絞り出して溶かす。

「血液と不純物は、細胞から押し出され、それから新鮮な血液と栄養分が各器官に運ばれて吸収されると考えられています。
ねじりのポーズは腸から不純物を取り除き、器官の働きと消化力を高めます。」

 

ねじりのポーズが有益だというのは、消化器官が主に体の老廃物を除去するからだ。

「肝臓には、体のゴミを取り除く効率的なシステムが備わっているので、肝臓を応援しましょう。
ねじりのポーズは消化を促し、肝臓と腎臓の排泄作用を高めてくれます。」

彼女は、深い前屈もまた排泄を助け、消化を促すという。
毒素を排出する為に消化器官を助けるのは大切だが、弛緩反応活性化する、副交感神経系を刺激することもまた重量である。
スプタ・バッダ・コナーサナ(横たわった合せきのポーズ)などの回復ポーズは、弛緩反応の活性化が目的であると彼女は指摘する。

 

副交感神経系は、深い安らぎをもたらし、排毒作用を沈滞させるコーチゾルなどのストレスホルモンの分泌を抑制する。
コーチゾルが体に負担をかけていなければ、解毒作用がより効果的に、より容易に起こると考えている。
コーチゾルの分泌が中断すると、すべての毒素は出口に向かっていきます。
消化、リンパ、循環系統が再び効率的に機能するのです。

デトックスを習慣化する

毒素が蓄積すると、疲労感、消化不良などに悩まされ、病気にさえなりかねない。
しかし、ワシントン州ギグハーバーの機能性医学研究所のマーク・ハイマン博士によれば、数日間のデトックスプランで、浄化作用のあるヨガ・シークエンスと植物主体のシンプルな食事によって体内の排毒機能は高められるという。

「ほとんどすべての人が、石油化学系、工業系の毒素を大量に抱えています。
プラスチック製品、農薬、燃焼剤など、とにかくいろいろなものが原因です。
食べ物や環境から入ってくる重金属やアレルゲンもあります。
また、細菌、カビ、酵母などの体内毒素もあります。
多くの人は健康な気持ちになる為に、こうしたものを体内から排出するデトックスをする必要があるのです。」

 

定期的にデトックスを行うと、心拍数が減る、視界と肌の透明感が増す、記憶力と集中力が向上する、消化が改善されるといった効果があることにハイマン博士は気付いた。
健康状態がよくなって、心が落ち着き、すっきりするので、毒素の蓄積を招きやすい多くの習慣から解放される。

 

アーサナと食事法をはじめ、排毒の方法は数多くあるが、いずれも目的はとても単純で、「すでに体がしようとしていることを後押しする」ことだ。

「体は、常に毒素を排出しています。デトックスを習慣化すれば、その自然な作用を補完できるのです。」

そうすれば、あなたも花のように、再び咲くことができるのだ。

デトキシフィケーションとは

自分が一輪の花だと想像してみよう。
滑稽に聞こえるかもしれないが、とにかくやってみよう。
冬の間はずっと静かに過ごし、日が射して気温が上がり、再び花開く日を待っている、そんな花である。

おかしなことに、ようやく太陽が輝き出す春がやってきても、あなたは1インチも成長しない。
それどころか、頭を低くして、少しうなだれている。
根元から吸い上げてきた地下水が毒素を多く含んでいた為に、茎に悪い物が蓄積しているのだ。
あなたの体は自浄作用を備えているが、負担過剰になっている。
必要なのは、デトックスである。

「デトキシフィケーション(解毒作用)」とは、体内の毒素を排出するという意味だ。
花と同様、人間も、食べ物、水、大気から、保存料、農薬、刺激物、重金属などの毒素を吸収している。

また、体内でも毒素は生成される。
消化や呼吸などの過程から自然に生じる、代謝廃棄物といわれるものだ。

幸いにも、消火・ホルモン・循環系等は、こうした毒素を口、目、肌、腸、尿道、息から排出する為の複雑なメカニズムを備えている。
問題は、砂糖、カフェイン、加工食品の取りすぎ、運動不足、ストレスなどにより、体の自然な排毒作用が緩慢になってしまうことだ。

3日間のデトックスでエネルギーを再生しよう

体の中に毒素が蓄積すると、疲労感などの体調不良を引き起こす。

そんな体内を浄化し、活性化してくれるのがデトックスである。

長めの週末を利用するか、毎日の生活を少しスローダウンして、ヨガのシークエンスとシンプルな食事の3日間デトックスをやってみよう。

思考が明晰になり、心身が生気で満ちてくるのを実感するに違いない。

 

デトックスによって、創造的なひらめきやいろいろな感情が湧き出てくることがある。

ヨガマットの横に日記帳を置いておき、練習中に浮かんでくる感情、思考、アイデアなどを書き留めるようにしよう。

頭をスッキリさせるために、少なくとも5分間は座位か仰向けの姿勢で瞑想をしてから始めるように。

呼吸をしながらリラックスする。

体を観察して緊張している部分を見つけたら、その緊張を受け入れ、そのままにしておく。

リラックスした状態で、起こっていることを感じ取る。

心と体の変化を見逃さないようにして、そのままさらに深い状態へ導いていこう。

 

そろそろ体を動かしてもよいと感じたら、アンジャリ・ムドラ(礼拝の印相)で合掌し、練習の目的を定める。

例えば、自分の存在全体を養生するというように。

好きな太陽礼拝を数回やってみてもよい。

浄化作用によって最初はいつもより活力が感じられないかもしれないので、体の欲求には十分注意を払うこと。

太陽礼拝をやりたくなければやらなくてもOK。

すぐにメインのシークエンスを始めてもよいし、最後の回復ポーズだけをやっても構わない。

この練習は、デトックス期間中、毎日少なくとも1回は行うこと。

長めの週末を利用するか、毎日の生活を少しスローダウンしてデトックスをしよう。